ビジネスホンとは一言でいうと、複数の外線と内線を共有して制御できる電話装置システムのことです。
複数の外線と内線を制御する主装置と、複数の端末機から構成され、容量の大きいものになると数百台の子機を制御できます。
このシステムにより、同主装置で制御された子機間で、内線、外線着信保留転送などの機能があります。家庭用の電話機との一番の違いは、この複数電話制御の機能です。
現在日本では、NTT、日立、ナカヨ、サクサ、沖電気、岩通、NEC等の従来メーカー製のシェアが高く、その他は小さなメーカーが多数ある状態です。
ビジネスホンとはその名前から、なんかビジネスで使う専用の難しい電話機のようなイメージがありますが、基本的には受信して、発信する普通の電話です。
たくさんあるボタンに、普通の人が考え付かない特殊な機能が隠されているわけではなく、電話番号のメモリやどこの電話番号にかかってきたかを知るための装置です。つまり、普通の電話をビジネスで使うために、ほんのちょっと改良したのがビジネスホンであり、SF映画で出てくるような未来の機能は搭載されていません。
主な機能として
発信履歴/着信履歴 履歴発信(リダイヤル) 短縮ダイアル 電話帳機能 転送機能 保留 ハンズフリー通話 スピーカー放送 ナンバーディスプレイ
ネームディスプレイ 擬似話中返し 鳴り分け着信 迷惑電話対応機能 留守番電話、通話録音
などがあります。